目次
- 1 ツイートアイコンを巡る仮処分命令についてニュースサイトに掲載されました
- 2 仮処分命令を是認する第一審裁判例が東京地方裁判所で出されました
- 3 カリフォルニア法人への発信者情報開示
- 4 令和4年6月24日最二判<犯罪履歴ツイートの削除請求が認容された事例(ツイッター(現X.com)上の忘れられる権利)>
- 5 X(エックス)(旧Twitter/ツイッター)を運営するXcorp.に対する発信者情報開示請求
- 6 「リツイート事件」よくいただく質問と回答
- 7 判例解説「リツイート事件最高裁判決」について
- 8 リツイート、いいね!の法的責任を巡る法務( Twitter/ツイッター上の権利侵害)
- 9 リツイート固有のIDを取得してリツイート独自のURLを把握する方法
- 10 東京地判令和3年7月9日・ハイパーリンクを含んだツイート投稿にプライバシー権侵害責任を認め、仮処分命令に反して情報を開示しなかったTwitter社の不法行為責任を否定した事案[発信者情報開示裁判例紹介]
- 11 トレース検証画像の埋め込みツイートに関する裁判例雑感
- 12 原告ツイートのスクリーンショットを埋め込んだツイート投稿について著作権法上違法とされた事例・裁判例紹介
- 13 コンテンツと名誉毀損
- 14 インコーポレーションに同一性保持権侵害を認めた2つの知的財産高等裁判所裁判例
- 15 Twitterプロフィール画像事件控訴審判決ー著作権・発信者情報開示裁判例紹介
- 16 弁護士齋藤理央担当案件の著作権判例百選及び重要判例解説掲載について
- 17 平成30年4月25日知的財産高等裁判所第2部判決(平成28年(ネ)第10101号 発信者情報開示請求控訴事件)
- 18 ツイートアイコンを巡る発信者情報開示について
ツイートアイコンを巡る仮処分命令についてニュースサイトに掲載されました
コンテンツを巡る法律問題を重視する弁護士齋藤理央 が担当した事件について、平成30年10月16日に発令された米国(カリフォルニア州)法人を債務者とする仮処分命令について、2つのニュースサイトに取り上げて頂きました。
ソーシャルメディアでの反響
ニュースアカウントにおいては2万回以上リツイートされたアカウントがあるなど、反響を呼んでいます。
自分が撮影した写真が、別人によるツイッターのアイコンに無断で使われたとして、プロ写真家が、米ツイッターを運営するXcorp.を相手どり、発信者情報開示を申し立てた訴訟で、東京地裁は、開示を命じる仮処分を決定しました。https://t.co/TUGnSeNfyU
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) 2018年10月19日
1000RT 「Twitterアイコンが丸くトリミングされるのは同一性保持権侵害」 アイコン無断使用を巡る裁判で https://t.co/Faje0Fxfa9 pic.twitter.com/Gvk7jYMUCY
— ねとらぼ (@itm_nlab) 2018年10月20日
10000RT:【東京地裁】プロ写真家の著作物を無断でTwitterアイコンに使用、発信者情報開示命じるhttps://t.co/ve51iHJYEN
今後、他人の著作物を勝手にアイコンに使っている場合、特定される可能性が高まったという。 pic.twitter.com/XdWijMm6NI
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年10月19日
本件の所感
本件は、1年以上の審理期間を経て相当複雑な複数の争点について審理された事案です。また、仮処分であることからその審理内容は十分に公開されるわけではありません。弊所サイトでは、依頼者と相談のうえ、補足が公益に資すると判断される情報については、補足的に情報公開を検討します※1。
仮処分命令を是認する第一審裁判例が東京地方裁判所で出されました
ツイッターアイコンのアバターを円形にトリミングする点に関しては、無事に発信者情報開示を認めていただくことができました。
カリフォルニア法人への発信者情報開示
コンテンツトラブルの解決を重視する弊所では、カリフォルニア法人への発信者情報開示について、資格証明取得、翻訳を含めてワンストップで対応します。もし、アイコンの無断使用などでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
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※1 特に事案を超えた抽象的な情報、法律論的に、昨今議論が盛んになってきているインラインリンクを巡る法規制やプロバイダ責任制限法の在り様に関する議論に資する情報などを中心に必要かつ相当な範囲の情報については本件に限らず積極的に発信していきたいと考えています。