アートや芸術、デザインの法務とはどのような範囲の法務ですか?
芸術分野の法務(アート・ロー)やデザイン産業を巡る法律問題(デザイン・ロー)は、美術館や画廊など美術・芸術分野及びデザイン産業のビジネスに着目した法務領域です。
アートとは
アートとは、精神的、感覚的な価値を表現をとおして表そうとする営み全般を指し、学術を除いた文芸、美術、音楽は著作権法上も著作物の例示として掲げられています(著作権法2条1項1号)。
デザインとは
これに対してデザインは一定の目的に対して行われる一連の活動を意味します。デザインの方がより工業的、理性的な活動というイメージです。実際にもデザインは意匠法という工業所有権法の範疇で保護され、著作権法で保護される美術品との境界が応用美術の論点などで問題となります。
アート・芸術作品の一生と法務
アート・芸術作品の一生を通して、様々な法律問題が発生します。各過程に法律の専門家を介在させることで、より適正かつ予測可能性のある状況をつくり出せます。
アートファイナンスと法務
アート、芸術と資金調達の問題においては資金集めの段階で様々な契約が必要になります。法的枠組みによっては、会社法や金融商品取引法の知識なども必要になります。また、様々な利害関係者と契約を締結する必要があります。法律専門家関与のもと将来的な紛争を可能な限り予防しましょう。
アイディア・設定の保護
具体的な創作過程の前の、アイディア、設定なども秘密情報などとして法的に保護できる場合があります。
創作の保護
アート、美術品は、創作によって著作物として成立し、著作権法の保護を受けます。また、職務著作など労務・請負に関する法律問題が発生します。
利用許諾などの契約問題
作品の利用をめぐって様々なステークホルダー、プラットフォーマーとの契約問題が発生します。法律専門家関与のもと合意内容を法的に的確な契約書などの形にまとめ、将来的な紛争を可能な限り予防すべきです。
アート・デザインに関する法領域では、どのようなIPが問題となりますか?
最も関係性が深いのは著作権法です。また、デザインに関しても同様に極めて関係性が深いのが意匠法です。
その他、商標法やパブリシティ権など広範な知的財産権法が関係します。
iC弁護士齋藤理央は、創作活動にも一定の知見がありますので、アート芸術方面の法律問題に力を入れています。
アート・デザインに関する法領域ではどのような法律問題が生じますか?
契約や利用規約の問題、第三者の権利侵害及び規制違反を防ぐためのにコンプライアンスの問題、創作作品に対する権利侵害に対する対応(権利侵害者の特定及び損害賠償などの法的措置)などが問題となります。
また、アート・デザインを巡る資金調達、労務問題などが発生します。
アート・デザインをめぐる契約問題に対応していますか?
弁護士齋藤理央では、アート、芸術領域、美術品取引及びデザイン産業をめぐる法律問題に対応しています。契約書の作成、確認などの業務がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
アート・デザインを巡る権利侵害対応を代理できますか?
アート・デザインを巡る権利侵害に対して、侵害の差し止めや損害賠償請求などの侵害対応を代理して承ることが可能です。iC弁護士齋藤理央は、アート・デザイン領域のトラブル解決に注力しています。
問い合わせはどのような方法をとればいいですか?
下記メールフォームをご利用いただく他、詳しい連絡方法はリンク先でもご確認いただけます。
アート・デザインを巡る情報発信について
アート、芸術領域及びデザイン産業を巡る法改正などの法令情報や、裁判例などについては下記のリンク先で詳細をご確認ください。