一般民事– category –
-
賃借権の譲渡・転貸
①無断転貸と解除権の制限:賃借人が目的物を無断転貸した場合、民法612条の文言からは、賃借人には解除権が発生し、いつでも解除できるのが原則です。もっとも、賃貸借関係を転貸がやむをえない場合にまで解除すれば、賃借人の地位が害されることになりま... -
不動産を巡る様々なトラブル
不動産売買を巡るトラブル 不動産に隠れた瑕疵があった場合など、不動産売買に関してトラブルが発生したとき、売買契約解消などを任意で交渉することや、案件によっては訴訟などの法的な対応をとることが出来ます。 手付契約がある場合。買主が売主に手付... -
労働災害をはじめとする職場でのトラブル
労働災害とは、「労働者の就業に係る建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等により、又は作業行動その他業務に起因して、労働者が負傷し、疾病にかかり、又は死亡することをい」います(労働安全衛生法2条1項)。 その他、セクハラやパワハラなど職場... -
退職金と就業規則の不利益変更
退職金の法的性質 退職金は、就業規則にその支給条件が定められ、会社が当然に支払い義務を負う性質のものは、労働の対象として支払う「賃金」の後払い的性質を有するとされています。 つまり、会社と労働者で合意した「賃金」の一部と解釈されることにな... -
競業避止義務の有効性
競業避止義務、特に退職後の競業避止義務の有効性は制限的に解されています。 退職後の競業避止義務条項については、フオセコ・ジヤパン・リミテイツド事件における奈良地方裁判所昭和45年10月23日判例がリーディングケースとされています。 同判例... -
残業代請求について
労働基準法37条1項は、「使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそ... -
法人破産について
破産申立の必要性 法人はそもそも任意に解散することで法人格を消滅することが出来ます(代表的な営利法人である株式会社について会社法471条)。 では、法人について破産申立は、どの様な場合に申し立てる必要があるのでしょうか。 例えば株式会社は、... -
破産について
破産法15条1項は「債務者が支払不能にあるときは、裁判所は、第三十条第一項の規定に基づき、申立てにより、決定で、破産手続を開始する。」と定め、同条2項は「債務者が支払を停止したときは、支払不能にあるものと推定する。」と定めています。 そ... -
借金返済でお困りの方
借金返済でお困りの方、払い過ぎた弁済金を取戻したい方はいらっしゃいますか。弁護士齋藤理央 iC法務(iC Law)では,債務整理のご相談もお受けしております。 債務整理は大きく分けて,任意整理と法的整理に大別されます。裁判所などの公的機関の介入を... -
旅行・レジャーを巡る法律業務について
旅行法務・レジャー法務とは 旅行に関する消費者問題や、旅行・レジャー中の事故に関する損害賠償請求、保険請求などの業務を指します。旅行中は通常拠点としている住所地などを離れることで普段と異なる非日常の体験を通して、重大事故に巻き込まれること...