発信者情報開示請求は、大きく分けるとコンテンツプロバイダ(CP)とインターネットサービスプロバイダ(接続プロバイダ)(ISP)に対する請求に分かれます。
この、携帯電話キャリアに対する発信者情報開示請求は、インターネットサービスプロバイダ(接続プロバイダ)(ISP)に対する発信者情報開示請求に位置付けられます。
目次
発信者情報開示とは
発信者情報開示請求は,特定電気通信による情報流通(代表的な例:インターネット)による権利侵害について,権利侵害情報の発信者を特定するための情報を,特定電気通信役務提供者(典型的な例:プロバイダ事業者)に対して,開示するように請求することを言います。
つまり,インターネットで誹謗中傷されたり,商標権,著作権など知的財産権を侵害された場合に,誹謗中傷したり,知的財産権を侵害した、情報を発信した人物を特定するのに役に立つ情報を,プロバイダ事業者などに開示してもらう法的な権利ということになります。
携帯電話キャリアの位置づけ
携帯電話キャリアは、インターネットサービスプロバイダとして携帯電話、スマートフォンからのインターネットアクセスを供給します。この時、IPアドレスなどの通信元を識別するための論理値を発行するため、IPアドレスとタイムスタンプから発信者を特定できる場合があります。
国内主要携帯電話キャリアなど携帯電話キャリアに対する発信者情報開示
携帯電話キャリアはDocomo、SOFTBANK、Auを運営するKDDIの主要三社が主なプロバイダとなります。その他の携帯電話キャリアは、楽天モバイルやUQモバイルなどです。
docomo、SOFTBANK、KDDIといった国内の主要な携帯電話提供事業者に対する発信者情報開示など携帯電話キャリアに対する発信者情報開示については個別に情報をまとめています。