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文書提出命令と著作権法、産業財産権法上の特則
文書提出命令について、著作権法や産業財産権法制上、特別の規定が置かれています。 著作権法 書類の提出等・著作権法第百十四条の三 1 裁判所は、著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟においては、当事者の申立て... -
刑法上の故意の錯誤について
刑法上の故意の錯誤について、刑法38条1項は故意を犯罪成立の要件とし、同2項は錯誤について定めています。 1 罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。 2 重い罪に当たるべき行為をしたのに、行... -
著作権法違反など知財犯・サイバー犯罪と刑法上の故意
犯罪によって刑事罰を受ける場合、原則的に『故意』が必要になります(一部過失を処罰する過失犯も存在しています)。この故意の存否を巡って刑事訴訟で争点となる例も少なくありません。故意が認められない場合は、故意責任を否定して犯罪の成立を否定す... -
コンテンツと法務
コンテンツ(エンターテイメント・教養・広告、販促などの商用コンテンツなど、各種コンテンツ)を巡って、創作、流通、消費の各場面において法律上のアドバイス、コンサルティング、契約問題、紛争解決などの各種リーガルサービスを提供しています。 コン... -
インターネット上のキャラクターや著名人肖像の配信について
https://youtu.be/-cL9NtM8M3U キャラクターや俳優などの著名人の肖像について似顔絵などをインターネット、SNSで配信することは問題がないのでしょうか。この点について日本スプレーアート振興会様主催の勉強会でお話しさせていただきました。 著作権と肖... -
IPモンスターズ:カリフォルニア州法人の資格証明
また、絵が勝手にサイトに載せられてたよ! どれどれちょっと見せてね。あっ!コンテンツプロバイダがアメリカの会社だね! アメリカの会社!すごーい。アメリカ人が勝手に載せたのかな? のんきなことを言ってる場合じゃないよ。日本語のサイトだから日本... -
タコ滑り台[ミニタコ]事件ー著作権裁判例紹介
タコの滑り台について、著作権侵害の有無が問われた事件で、東京地方裁判所は著作権侵害を認めませんでした。 本件はいわゆる応用美術に関する重要な裁判例になるかと考えられます。 応用美術を巡る論点は下記をご参照ください。 https://i2law.con10ts.co... -
インスタグラムInstagram上の権利侵害(無断転載)に対する実際の発信者情報開示請求対応例
弁護士齋藤理央では、まだそれ程開示請求が盛んではなかった2019年の段階でインスタグラムInstagramで発生した著作物の無断掲載に基づく著作権侵害に基づいて発信者情報開示仮処分を東京地方裁判所(知的財産権法専門部)に申し立て、仮処分命令の発令... -
インターネット法分野の相談・契約・調査
弁護士齋藤理央では、インターネット法分野の法律相談・調査、契約・利用規約の作成及び確認などの業務をお受けしています。 インターネット法分野の法律問題でアドバイス、調査が必要な場合や、契約問題などでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。... -
リーチサイト規制ー令和2年著作権法改正ー
令和2年著作権法改正によって、リーチサイトに対する規制がみなし侵害という形で規定されました。今回はこのリーチサイト規制について、解説していきたいと思います。 規制される行為 令和2年改正著作権法によるリーチサイト規制でみなし侵害とされるのは...