i2lawの記事一覧

インターネット法

著作権・著作者人格権の憲法上の位置付け

著作権、著作者人格権などインターネット上の知的財産権侵害を巡って、主にプロバイダ責任制限法の発信者情報開示請求訴訟を通して、対立する通信の秘密との関係で、知的財産権を人権として再構成する必要が強くなっています。 ここでは、なかでもインターネット上の権利侵害が多く生じている著作権・著作者人格権などを憲法上の人...

インターネット法

『リツイート事件』が残したもの-最判後の議論状況-

リツイート事件について、最判後、多くの評釈や研究会で事件の振り返りがされています。 下記リンク先では、リツイート事件後の反響を受けて有用な情報や議論状況の一部をまとめています。 ここでは、リツイート事件後の議論で気になったものを取り上げています。 公衆送信権侵害について 田村教授の評釈で、インラインリンクに...

コンテンツと広告

広告業の収益構造と問題となる法律

広告業の収益構造と、それぞれ問題になる法律及び知的財産権の問題について、まとめています。 広告媒体の販売 広告業は、大まかに広告媒体の広告主への販売が収益源になります。広告媒体は、駅やテレビCMなどの人の参集するスポットということになります。 すなわち、検索サイトやテレビ番組など、『コンテンツ』が広告媒体を...

インターネット法

インラインリンクについて

著作権法上議論も多いインラインリンクについて、当ウェブサイト上の情報を集約しています。 弊所はリツイート事件などを通じてインラインリンクと著作権法その他の諸法制との関係を検討してきました。企業や個人の方でインラインリンクの取り扱いについて法律面から疑義がある場合、紛争が発生しているなどは、弊所へのご相談もご...

コンテンツ・ロー

キャラクターの独占的利用権の侵害−チェブラーシカ裁判

令和2年6月25日東京地方裁判所判決(事件番号平成30(ワ)18151損害賠償請求事件)は、ロシアの人気キャラクター『チェブラーシカ』の独占的利用権侵害が争点となった事案です。 結論として一審裁判所は、独占的利用権の侵害を認めませんでした。 事案の概要 「本件は,原告が,被告において「チェブラーシカ」等の劇...

エンターテイメント・ロー

マンガ・アニメの法務

マンガ(漫画・コミック)やアニメは、日本のサブカルチャーを代表する文化です。 Eic弁護士齋藤理央は、著作権関係の紛争解決などについて幅広く対応経験があるうえ、漫画やアニメの創作過程や制作環境を含めた文化に対する造詣をもっているものと自負しております。 マンガやアニメに関連して、法律問題や紛争が生じた場合は...

インターネット法

さくらインターネットに対する発信者情報開示・送信防止措置(削除)の代理請求業務について

さくらインターネットに対する発信者情報開示や削除請求はどのような場面で問題になりますか? さくらインターネットは、国内主要レンタルサーバー事業者の一社です。 名誉毀損・誹謗中傷・著作権など知的財産権侵害など権利侵害が発生しているサイトの管理者事業者がさくらインターネットの場合、つまりさくらインターネットが問...

不正競争防止法

営業秘密

不正競争防止法2条6項は、「この法律において「営業秘密」とは、秘密として管理されている生産方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないものをいう」と定めています。 分解すると、①秘密として管理されていること、②事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること、③...

弁護士費用

弁護士日当について

弁護士日当は、出張の際などにかかる着手金などとは別に発生する弁護士費用です。弊所では、23区外へ出張の上で業務を行う際などに弁護士日当が必要になる場合がございます。 日当などが発生する業務については、受任時など出張等の前に、日当の発生を告知したうえで了解を得てから出張などを行います。合意なく後日日当をご請求...

コンテンツ・ロー

コンテンツロー・プロフェッショナル

弁護士齋藤理央が提供するコンテンツ産業、コンテンツビジネスに関する法律事務(コンテンツ・ロー)に関係する法令、裁判例などの情報をお届けするプロフェッショナル向け(専門家・企業・事業者など)のスペシャルコンテンツです。 コンテンツ・ロー・プロフェッショナルLine up コンテンツ・ロー・プロフェッショナルの...