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インターネット上のURLは、ドメインを基本として管理されます。ドメインは、本来数字の羅列に過ぎないインターネット上のコンピューターの所在情報(IPアドレス)について、人間にとって意味のある文字列と紐づけたいわばウェブ上の所在標識です。

このとき、ドメインとコンピューターの所在情報であるIPアドレスの紐づけを管理するデータベースが必要になります。このデータベースは、レジストリと呼ばれる団体が管理しています。例えば、JPドメインのレジストリはJPRSです。

まず、大本になるルートサーバーが特定のドメインの管理の委託先ネームサーバーの情報を管理しており、問い合わせに対して、委託先ネームサーバー(下位ネームサーバー)の情報を返します。これを繰り返すことで、ドメインに対応したサーバーコンピューターが特定されます。

下位ネームサーバーは、レンタルサーバー事業者が管理していることもありますし、別業者が管理しているケースもあるようです。

レジストラを代理するリセラーと呼ばれる業者も存在します。

法的にはコンテンツプロバイダ、接続プロバイダが開示関係役務提供者(プロバイダ責任制限法4条1項)に該当することは最高裁判例によって確認されています。

これに対して、ドメインネームサーバー提供事業者が、開示関係役務提供者(プロバイダ責任制限法4条1項)に該当するかは、争いがあります。

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