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企業経営の多角化には、「水平型」「垂直型」「集中型」「集成型(コングロマリット型)」の4類型があります。

水平型は、弁護士で言うと、それまで刑事事件や、交通事故など一定の業務を専門的に扱っていた弁護士が他の分野の業務を開始するような場合、と言うイメージになります。

垂直型は、弁護士で言うと、弁理士業務や司法書士業務を新たに扱うようなイメージとなります。

集中型は、弁護士で言うと、企業法務しか取り扱っていなかった事務所が市民向け、個人向けの業務の取り扱いを開始するような場合です。

集成型(コングロマリット型)は、既存事業と全く関係性がない事業を行うような多角化方針で、弁護士で言うと回転寿司の経営を始めるような場合です。

事業シナジー

経営の多角化では、事業間のシナジーをいかに創出するかが重要となります。

事業シナジー

収益シナジー

多角事業間で売上を上げる方向のベクトルでシナジーを発揮します。顧客次第なので、コントロールが難しいところがあります。

コストシナジー

多角化した事業間でコストを共有することで全体的なコスト削減を実現すのが典型的です。事業内で完結するシナジーなのである程度実現を計算することができます。

財務シナジー

将来性は高いが資金力のない事業体が、将来性はないが現在資産を持っている事業体から投資を受けるような場合です。

知的財産のシナジー

事業者間で知的財産を合わせることでより高い成果を生むようなシナジー効果です。

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