知的財産権法– category –
-
商標「雨降」を巡る審決取消訴訟
知的財産高等裁判所で、商標「雨降」について有効とする判決が下されました。アイキャッチ画像は、判決文別紙より引用しています。 知的財産高等裁判所は、AFURIを巡る紛争の一環で提起された商標「雨降」を無効とするための請求についてされた特許庁の、... -
知的財産権による情報の保護
知的財産権法は、知的財産という擬制された財物を媒介として権利を保護しています。 この知的財産が諸々の事情に通用する抽象化された知的財産という擬制財物、すなわち情報を媒介として権利を保護するため、知的財産権は情報保護に親和性が高いように思わ... -
パブリシティ権のパブリシティとは?
パブリシティ(publicity)とは、広報活動や宣伝を意味する情報伝達活動全般を指します。 パブリシティ権という名前は、日本の裁判例で言うと、平成元年 9月27日東京地裁判決・金商 849号39頁(光GENJI事件)で初めて判決文上言及されているようです。しか... -
[記述的使用]特徴、数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する商標
商標法26条1項柱書は、「商標権の効力は、次に掲げる商標(他の商標の一部となつているものを含む。)には、及ばない」として、同項2号及び3号は、以下の例示とともに、「特徴、数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する商標」を挙げていま... -
ユニクロがSHEINを相手方としてラウンドミニショルダーバッグ に関する訴訟を東京地方裁判所に提起
ユニクロが、中国アパレルSHEIN(シーイン)に対して不正競争防止法違反で東京地方裁判所に提訴したとの情報が報道されています。 https://twitter.com/b_saitorio/status/1751248420369842405?s=61&t=OF7cZLDRksa9SWp26XbHlQ ユニクロ社のウェブサイ... -
コンテンツロー・情報法・インターネット法・知的財産権法の関係性について
iC弁護士齋藤理央は、コンテンツ・ロー(コンテンツ法)を中心に、情報法、インターネット法、知的財産権法、メディア・広告・PRなどの法律問題を重視しています。 この法分野は複雑に重なり合い、関係しあっているため、実務家や研究者の間でも統一的な見... -
エンターテイメント・テックを巡る業務
エンターテイメント関連特許について エンターテイメント関連発明とは、エンターテイメント・コンテンツの創作や配信に関連する技術に係る発明や技術を指しています。また、エンターテイメント・テックとはインターネットやNFT、メタバース、AIなどエンタ... -
ドットパターンを用いた情報入力について特許が無効とされた事例・知財高裁判決令和4年10月17日<情報特許裁判例>
知財高裁判決令和4年10月17日・裁判所ウェブサイトは、ドットパターンが形成された媒体、ドットパターンを用いた情報入力方法、ドットパターンを用いた情報入出力方法、ドットパターンを用いた情報入力装置、ドットパターンを用いた情報処理装置など... -
知的財産高等裁判所令和5年3月27日判決・裁判所ウェブサイト掲載[ゲームにおけるプログラム、対戦ゲームサーバ及びその制御方法の発明]の補正が適法とされた事例
知的財産高等裁判所令和5年3月27日判決・裁判所ウェブサイト掲載は、[ゲームにおけるプログラム、対戦ゲームサーバ及びその制御方法の発明]の補正が適法とされた事例です。 本件発明の内容 本件発明は、ユーザー同士が対戦する際に、その対戦割り当て... -
AFURIを巡る商標権侵害訴訟とプレスリリース
商標、AFURIを巡って日本酒に関する商標権侵害訴訟が東京地方裁判所に提起されたとのプレスリリースがありました。 最初のプレスリリースは、被告となった吉川醸造からのもの。このプレスリリースが奏功し、世論がAFURI KKに対して厳しくなるという状況に...