ウェブと通信プロトコル
ウェブは、基本的にネットワークの集合体です。公開された様々な文章ファイル、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイルなどに、原則的に自由にアクセスすることが出来ます。
インターネット実現レベルの最も基本的な通信プロトコルは、IP(インターネットプロトコル)です。IPで固有のデバイスを識別するために付与されるのが、IPアドレスです。IPは、異なるネットワーク間でのコンピュータ同士のやり取りを可能にします。文字通り、インターネットを成立させる土台のプロトコルとなります。このように、異なるネットワーク間でやり取りを行なう前提として、異なるネットワーク全体の中で、特定のパソコンについて一意の識別符号としてIPアドレスが付与されることになります。
IPの上位にTCP(トランスミッションコントロールプロトコル)、あるいは、UDP(ユーザーデータグラムプロトコル)などの通信プロトコルがあります。
ところで、ウェブは、基本的にサーバーコンピュータとクライアントコンピュータという2種類のデバイスを観念します。このサーバーコンピュータとクライアントコンピュータを橋渡しするのが、IPやTCP,UDPのさらに上位のHTTP(ハイパーテクストトランスファープロトコル)です。
通信先のファイルがURLにより指定され、HTTP通信によりサーバーからクライアントコンピュータにファイルが送信されます。
また、MMORPGもクライアント・サーバ型のシステム構造が基本と考えられます。すなわち、クライアント側のゲーム操作を逐一送信し、その結果を受信することを高速で繰り返すことになります。
多くのMMORPGは、クライアント、サーバ間でやり取りを繰り返して、ゲームを動作させていきます。ただし、より高速かつ大量の処理が求められるため、TCP,UDPなどの通信プロトコルが用いられることが多いようです。
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