エンターテイメントローヤーズネットワーク平成30年7月20日定例研究会「改正著作権法を知る」
昨日は、 #ELN で 今春成立の改正著作権法の講演でした。文化庁著作権課の改正担当者がご担当され、直接質問も出来るという好機でしたのでこの機に改正部分をしっかり頭に叩き込みたいと考えて臨みました。https://t.co/v4Ywcepwqe
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
以下、参考になった点をいくつか。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
改正権利制限規定は、一部重複する部分がある。重複する(新しい条項複数(や、以下は直接言及があったわけではないですが、これまでの条項と重畳的に)権利制限を受ける)行為類型は想定しているということでした。
おそらく選択的に主張できるのでしょう。
改正著作権法47条の5第1項3号の政令で定める類型は、これからアンケートで国民のニーズも聴取して、それも参考にして定めるとのこと。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
こんな行為は権利制限の対象にして欲しい、というニーズがあれば、今後のアンケートに提出してみるとよいかと思います。
https://t.co/lxh1cLqmhd
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
ニーズの募集は上記のウェブページで行われています。
その他、かなり幅のある文言も多く(逆に幅がないと今回の柔軟な権利制限の趣旨が実現できないとのことでしたが、それはその通りだと思います。)法解釈が確立されるまで、結構争点化する部分も多いのかなと感じました。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
権利侵害側の反論も色々できるようになったので、裁判所の考え方が確立されるまで、権利者側の訴訟コストもしばらくは増えそうです。どちらの結論になるか判決にならないとわからないというケースも増えて、暫くは和解がしにくくなる場合も増えるのかなと直観的に感じました。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2018年7月20日
エンターテイメントローヤーズネットワーク平成31年1月28日定例研究会「30年著作権法改正『柔軟な権利制限規定』の使い道と検索サービスにおける軽微利用のソフトロー・ガイドライン」
今日は #eln #エンターテイメントローヤーズネットワーク でした。 #改正著作権 の #柔軟な権利制限規定 について。 昨年に引き続き題材になり、elnだけでかなり頭にはいりました。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2019年1月28日
やはり、今後誤解や無理筋も含めてかなり反論に使われる規定になると思いますし、反面、訴訟実務での解釈の積み重なりも早いのではないかと思われます。
— 弁護士齋藤理央 (@b_saitorio) 2019年1月28日