I2練馬斉藤法律事務所

I2練馬斉藤法律事務所は練馬駅前に所在し、著作権を中心とした知的財産権やインターネット法、損害賠償や刑事弁護、一般民事などを広く取り扱っています。

沖縄八重山諸島に所在する日本の秘境西表島の観光情報と法令情報を紹介しています。

西表島への行き方

西表島は、石垣島からフェリーで渡ります。西表島には、上原港と、大原港があり目的地に応じて行き先を決めます。

西表島行きのフェリーは、「〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地 石垣港離島ターミナル」から発着しています。

まずは石垣島に行き、石垣空港から離島ターミナルへバスかタクシーで移動します。 その後、石垣島離島ターミナルから、フェリーで上原港か、大原港へ向かいます。

西表島と行政区

西表島は、沖縄県竹富町に区分されます。竹富町は、竹富島、鳩間島、波照間島、西表島など9つの有人島と、7つの無人島からなる総人口約4000人の町です。町役場は、石垣島に所在しますが、石垣島は竹富町ではなく竹富町を構成する嶼島部に役場がない珍しいケースとなっています(石垣市)。

西表島と自然公園法

西表島は、自然公園法(「優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的とする」(自然公園法1条)法律)に基づき、環境大臣により、西表石垣国立公園(いりおもていしがきこくりつこうえん)として、国立公園に指定されています。国立公園は、環境大臣が、関係都道府県及び中央環境審議会の意見を聴き、区域を定めて指定します(自然公園法5条1項)。

西表島と鳥獣保護法

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 (平成十四年法律第八十八号)28条及び29条により、 国指定西表鳥獣保護区及び同西表特別保護地区が設定されています。

西表島 上原・星砂の浜・うなり崎

西表島のスクーバダイビング

西表島のダイビングは、全面的に実力が高いというイメージです。まだ、西表島で潜ったことがない方は、ぜひ、西表島でスクーバダイビングをしてみてください。石垣島までの直行便もあることから、思ったほど遠くないイメージです。

スキューバダイビングは、楽しく活動的なレジャーであるとともに、リスクも存在します。重大事故も発生し、たびたび訴訟でその責任が争われています。

西表島 上原港 「 島魚料理 寿し 初枝 」

西表島の湖沼と国の管理責任

平成15年 5月22日福岡高裁那覇支部判決(平14(ネ)47号 損害賠償請求控訴事件)は、西表島の湖沼(自然物ではなく、人工の窪地に水が溜まったもの)で生じた死亡事故について、国の管理責任を認めた事例です。

国の工作物責任

上記裁判例では、裁判所は、国家賠償法に基づく国の責任を否定しつつ、以下の様に述べて民法717条1項に基づく責任を認めて請求を一部認容しています。

「本件事故が発生した当時は,本件拡幅工事に伴い本件県道と本件池の間の雑木類が伐採されたことにより本件県道から本件池を見通すことができ,また,本件県道から本件池までの間は比較的緩やかな傾斜になっていて,幼児でも本件池に接近することが容易にできる状況になっていたというのであって,同事実に,上記のような本件池自体の危険性,及び,本件池が…団地から約40メートル程度しか離れていなかったことなどの立地条件を併せ考慮すれば,本件事故が発生した当時において,本件池に接近した幼児等を転落から防止するための防護柵等が設置されていなかったことは,本件池が通常予想される危険に対して備えるべき安全性を欠いたものというべきである。もっとも,本件池周辺には,ハブによる咬傷やアシナガバチによる刺傷の危険性のある湿地帯であって,付近住民が一般的に利用していた場所でなかったことは上記認定のとおりであるけれども,幼児は,一般に好奇心と冒険心に富む反面,理解力や理性的判断能力が未成熟であり,柵その他の障害物が存在せず,傾斜が比較的緩やかで本件池への接近が容易にできる状況にあれば,ハブやアシナガバチ等の危険を知らず,又はそのような危険を顧みずに本件池に接近してその付近で遊ぶということは通常予想される事態というべきであるから(なお,このような子供の危険な行動を防止,抑制すべき責任が親にあることはいうまでもないが,このことは,後記のとおり被害者側の過失として斟酌すべき事柄であって,このことから直ちに幼児が本件池に接近することが通常予想されない事態とまでいうことはできない。),上記のとおり,本件池が幼児も居住する…団地から約40メートル程度しか離れていなかったことをも併せ考慮すれば,幼児等が本件池に接近して転落することを防止するための防護柵等が設置されていなかったことは,本件池が土地の工作物として通常予想される危険に対応して備えているべき安全性を欠いていたといわざるを得ず,本件池の設置又は保存に瑕疵があったというべきである」。

県職員である森林官らの過失責任

上記裁判例で裁判所は、「本件池付近の雑木類が伐採された状態で本件県道の南側車線に停車中の自動車の運転席から本件池の方向を見れば,本件池を目視できることが認められる。しかしながら,他方,証拠(乙イ1,14の2,乙イ22,証人筒口武宏)によれば,祖納森林事務所の森林官らは西表島に存在する広大な国有林野のうち1万3551ヘクタールの区域を担当してこれを管理していること,森林官らは,本件林野の境界標(本件池とは反対の側に存在する。)を確認したり,来客等の案内やその他の用務のために平均して月1回程度本件県道を自動車で走行することがあったにとどまること,本件事故の発生まで,森林官らは…,本件池の存在について報告を受けたりその危険性を指摘されたりしたことはなかったことの各事実が認められ,これら諸事実に加えて,本件池の水深や水底の状況は外見からは明らかでなく,控訴人自身,その本人尋問において,本件事故が発生するまで,本件池の存在は知っていたが危険と感じたことはなかった旨供述していることをも勘案すれば,せいぜい月1回程度本件池付近の本件県道を自動車で走行することがあったに過ぎない森林官らにおいて,仮に走行中に本件池が視界に入ることがあったとしても,その危険性を認識して本件池の埋め戻しや防護柵の設置等を行うべき義務を負っていたということはできないし,森林官らが本件池の存在及びその危険性を認識しなかったことにつき過失があったということはできない」と判示して、森林官の管理上の過失責任を否定しています。

西表島 仲良川 ナーラの滝

 

 
 
 
 
 
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#西表島 #ナーラの滝 。 #白浜港 から、 #カヌー 1時間半、 #トレッキング 30分 片道 2時間 のところにある、 #仲良川 上流の #滝

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#ナーラの滝#西表島 #仲良川 上流にある #滝 です。

〒907-1542 沖縄県八重山郡竹富町西表https://t.co/RxgiDllt0r pic.twitter.com/b2Ytf015xC

イリオモテヤマネコらを原告とする訴訟

平成15年 2月26日東京地裁判決(平14(ワ)23454号 リゾート開発差止請求事件)は、原告イリオモテヤマネコ,同ウラウチフエダイ,同コマチハゼ,同セマルハコガメ,同コンジキハゼ,同アゴヒゲハゼ,同ニセシマイサキ,同ヨコシマイサキ,同シミズシマシサキ,同ツバサハゼ,同タメトモハゼ,同タナゴモドキ,同キバラヨシノボリ,同ルリボウズハゼ,同ナガレフウライボウ,同ジャノメハゼ,同アトクギス,同ナミダカワウツボ,同ヤエヤマカブラコウモリ,同ヤエヤマコキクガシラコウモリ,同カンムリワシ及び同キノウエトカゲを原告として提起されたリゾートホテルの開発差止請求訴訟です。

事案では、「被告は,沖縄県八重山郡…におけるリゾートホテルほかの開発行為をしてはならない」という請求がなされました。

本件は,原告らが,被告においてリゾートホテルほかの開発を計画している…4筆は,豊かな自然の残る場所であり,同所付近ないし周辺の場所は,原告イリオモテヤマネコ,同ウラウチフエダイ,同コマチハゼ,同セマルハコガメ,同コンジキハゼ,同アゴヒゲハゼ,同ニセシマイサキ,同ヨコシマイサキ,同シミズシマシサキ,同ツバサハゼ,同タメトモハゼ,同タナゴモドキ,同キバラヨシノボリ,同ルリボウズハゼ,同ナガレフウライボウ,同ジャノメハゼ,同アトクギス,同ナミダカワウツボ,同ヤエヤマカブラコウモリ,同ヤエヤマコキクガシラコウモリ,同カンムリワシ及び同キノウエトカゲの生息地等であるところ,被告によるリゾートホテルほかの開発が実行されると,その工事の際に土砂や汚水が流出し,海浜のコンクリート護岸工事等も行われて,原告らの生息環境への悪影響が懸念され,原告らが絶滅するおそれがあるなどの理由から,原告らの生存権に基づき,被告に対し,前記リゾートホテルほかの開発行為の差止めを求めている事案で」した。

 事案に対して裁判所は、「本件訴えは,沖縄県八重山郡…付近に生息するなどする前記22種の動物を原告として提起されたものである」と確認の上で、「しかしながら,当事者能力については,民事訴訟法28条が,当事者能力は,同法に特別の定めがある場合を除き,民法その他の法令に従う旨規定するところ,民事訴訟法及び民法その他の法令上,自然物たる動物に当事者能力を肯定することのできる根拠を見いだすことはできず,したがって,自然物たる動物である原告らに当事者能力を認めることはできないといわざるを得ない」と述べ、「よって,本件訴えは,当事者能力を有しない者を原告とする不適法なものであり,その不備を補正することができないから,民事訴訟法140条に基づき,口頭弁論を経ないで本件訴えをいずれも却下することとし,訴訟費用の負担につき同法61条,65条1項本文を適用して,主文のとおり判決する」としています。

そのうえで、裁判所は、「本件訴えをいずれも却下する」の述べ、さらに「訴訟費用は,原告らの負担とする」と判決しています。

旅行を巡る法律問題について

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